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不動産を売るときにかかる費用はいくら?初心者向けまとめ

不動産を売るときにかかる費用はいくら?初心者向けまとめ

2025.06.04

 

「家を売ったら、そのまま全部手元に残るんでしょ?」
――実は、そう簡単ではありません。

不動産を売却するときには、想像以上にさまざまな費用が発生します。初めての方ほど「え、こんなに必要なの?」と驚くケースも少なくありません。

この記事では、不動産売却にかかる代表的な費用を分かりやすくまとめ、事例も交えながらご紹介します。知っておくだけで安心感がぐっと増しますので、これから「売却」を考えている方はぜひ最後までご覧ください。

 

●不動産売却で発生する主な費用一覧

 

まずはざっくりとした一覧を見ておきましょう。

・仲介手数料

・印紙税

・登記費用(抵当権抹消登記など)

・測量費用

・引っ越し費用・荷物処分費用

・契約前に必要な修繕・リフォーム費用

・譲渡所得税(利益が出た場合)

「こんなにあるの?」と思われるかもしれませんが、すべての方に必ずかかるものではありません。ケースごとに必要なものを整理していきましょう。

 

① 仲介手数料

最もメジャーなのが 不動産会社への仲介手数料 です。
計算式は以下の通り(上限額)。

売却価格が400万円を超える場合:
売却価格 × 3% + 6万円 + 消費税

事例

例えば、2,500万円で自宅を売却した場合。

2,500万円 × 3% + 6万円 = 81万円
ここに消費税を加えると、約89万円 が仲介手数料としてかかります。

思ったより高いと感じる方も多いですが、広告活動・交渉・契約手続きなど、安心して売却を進めるための“必要経費”と考えると納得感が増すでしょう。

 

② 印紙税

売買契約書には 収入印紙 を貼る必要があります。
金額は契約金額によって異なり、例えば…

1,000万~5,000万円の契約 → 1万円

5,000万~1億円の契約 → 3万円

数千円~数万円の範囲ですが、必須費用です。

 

③ 登記費用(抵当権抹消など)

住宅ローンを完済していない場合、抵当権が設定されています。売却時にはこれを外すための 抵当権抹消登記 が必要です。

司法書士に依頼するのが一般的で、1~3万円程度 が相場です。

また、相続で取得した不動産を売却する際には「相続登記」が未了の場合、先に登記費用が必要になるケースもあります。

 

④ 測量費用

土地付きの不動産を売却する際、境界があいまい だとトラブルの原因に。
そのため、売主が測量を依頼することがあります。

費用は土地の広さや状況によりますが、30万~60万円前後 が目安です。

 

事例

郊外にある実家の土地を売却する際、隣地との境界杭が見当たらず、トラブル回避のため測量を実施。
結果、約45万円の測量費がかかりました。
ただし買主が安心して契約でき、最終的にスムーズに売却成立。費用以上の効果が得られた例です。

 

⑤ 引っ越し費用・荷物処分費用

忘れがちなのが 引っ越しや荷物整理の費用。

引っ越し費用:5~20万円程度(家族人数や距離による)

家具・家電の処分費:数万円~

特に長年住んだ家の場合、「不用品処分だけで10万円以上かかった」という声も少なくありません。

 

⑥ 修繕・リフォーム費用

「壁に大きな穴がある」「雨漏りがひどい」といった場合は、買主に安心してもらうために修繕することがあります。

ただし、必ずしもリフォームが必要とは限りません。最近は “現状渡し”で売却するケース も増えています。
費用をかけるべきかどうかは、不動産会社と相談しながら判断するのがベストです。

 

⑦ 譲渡所得税(利益が出た場合)

売却益が出た場合には、譲渡所得税 がかかります。

計算式はざっくりいうと:
売却価格 -(購入時の価格+各種費用)= 利益

この利益に対して税金がかかります。

所有期間5年以下 → 約39%(短期譲渡)

所有期間5年超 → 約20%(長期譲渡)

ただし、マイホームを売る場合には 3,000万円特別控除 などの優遇制度があります。

事例

築20年の一戸建てを2,800万円で売却。
購入価格は3,200万円だったため、利益は出ず、譲渡所得税は ゼロ。
逆に赤字だったため、確定申告で控除を受け、翌年の税金が安くなったケースもあります。

 

●費用総額の目安

 

すべてのケースを含めると、一般的には 売却価格の3~7%程度 が費用に消えることが多いです。

仲介手数料:約3%

その他費用:測量・登記・印紙などで数十万円

例えば2,500万円の自宅を売却する場合、100万円前後の費用 は見ておくのが安心です。

 

●まとめ

 

不動産を売却する際には、仲介手数料をはじめ、印紙税・登記費用・測量費・引っ越し費用・譲渡所得税など、さまざまなコストが発生します。

中には「必要ない」と判断できるものもありますが、いざという時に備えて 売却価格の5%前後は費用として見込んでおく のが安心です。

最初から「費用も含めてトータルでいくら手元に残るのか」を把握しておけば、後々慌てることはありません。

売却は人生の大きな転機です。信頼できる不動産会社や専門家と相談しながら、賢く進めていきましょう。

初めての不動産売却ガイド|流れをやさしく解説

初めての不動産売却ガイド|流れをやさしく解説

2025.06.02

 

「家を売る」って、人生の中でそう何度も経験することではありません。
いざ不動産を売却しようと思っても、「何から始めればいいの?」「どれくらい時間がかかるの?」と不安になる方は多いものです。

実は、不動産売却にはある程度決まった流れがあり、ポイントを押さえておけばスムーズに進められます。この記事では、初めての方でも安心できるように、不動産売却の基本的な流れをやさしく解説していきます。
さらに、最近増えている「相続で受け継いだ実家の売却」や「住み替えに伴う売却」の具体的な事例も交えてご紹介します。

 

●不動産売却の全体の流れ

 

大きく分けると、不動産売却は以下のステップで進んでいきます。

 

売却の準備(情報収集・目的の整理)

不動産会社に査定を依頼

媒介契約を結ぶ

販売活動(広告・内覧)

売買契約

引き渡し・決済

税金の申告

 

それぞれのステップを、具体的に見ていきましょう。

 

① 売却の準備|まずは情報を整理

最初のステップは「準備」です。
ここでやっておきたいのは、「なぜ売るのか」目的を明確にすること。

住み替えのためにできるだけ早く売りたい

相続で受け継いだ実家を整理したい

少しでも高く売って老後資金に充てたい

目的によって、売り方や選ぶ不動産会社も変わってきます。

また、家の権利関係や住宅ローンの残債も確認しておきましょう。特にローンが残っている場合は、売却金で完済できるかが大切なポイントです。

 

② 不動産会社に査定を依頼

次に行うのが「査定依頼」。
複数の会社に依頼すると、売却価格の目安がつかめます。

最近は一括査定サイトも増えており、インターネットから簡単に複数の不動産会社へ査定を依頼できます。
ただし、提示されるのはあくまで「査定価格」。必ずしもその金額で売れるわけではありません。

具体的な事例

大阪府で築30年の戸建を相続したAさん。最初は一括査定サイトで5社に依頼したところ、査定額に300万円もの差がありました。最終的に「地域に強い会社」を選び、当初の予想よりも高い価格で売却に成功しました。

 

③ 媒介契約を結ぶ

売却を依頼する会社を決めたら、「媒介契約」を結びます。
種類は大きく3つ。

専属専任媒介契約:1社にのみ依頼。手厚いサポートが受けられる

専任媒介契約:1社に依頼。ただし自分で買主を見つけることも可能

一般媒介契約:複数社に依頼できる

「じっくり高く売りたい」なら一般媒介、「スピード重視」なら専任系が向いています。

 

④ 販売活動(広告・内覧)

媒介契約を結ぶと、不動産会社が販売活動を開始します。

インターネットの不動産サイト(SUUMO、アットホームなど)

チラシや新聞折込

店舗での紹介

内覧希望者が来た場合には、掃除や整理整頓をして印象を良くしておくことが大切です。

具体的な事例

Bさんはマンション売却の際、内覧前にホームステージング(家具や小物でモデルルームのように演出)を取り入れました。その結果、第一印象が良く、相場より高値での成約につながったそうです。

 

⑤ 売買契約

買主が見つかれば、いよいよ「売買契約」。
契約書の内容をよく確認し、疑問点は必ずその場で質問しましょう。

このとき、買主から「手付金(通常は売却価格の5〜10%程度)」を受け取ります。

 

⑥ 引き渡し・決済

契約後、住宅ローンの残債を精算し、司法書士立ち会いのもと所有権移転登記を行います。
決済と同時に買主へ鍵を引き渡し、売却は完了です。

 

⑦ 税金の申告

不動産を売却した翌年には、譲渡所得税の申告が必要になる場合があります。

ただし、「3,000万円特別控除」などの特例を使えば税金がかからないケースもあります。
例えば、長年住んでいたマイホームを売却したCさん。売却益が500万円ありましたが、この特例を利用した結果、譲渡所得税はゼロになりました。

 

 

●まとめ

ポイントを押さえれば怖くない

 

不動産売却は人生の大きなイベントですが、流れを知っておくだけで安心して進められます。

まずは目的を整理する

複数社に査定を依頼する

自分に合った媒介契約を選ぶ

内覧対応で印象アップを狙う

税金の特例も確認しておく

最近は、オンライン相談やリモート内覧など、新しいサービスも増えています。時代に合わせた便利な方法も取り入れながら、自分にとってベストな売却を実現しましょう。

「売りたいけど不安…」という方も、一歩踏み出してみることで、想像以上にスムーズに進むはずです。