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不動産査定のチェックポイント|高値を引き出すコツ
●査定額は“ひとつ”じゃない
「同じ家でも、不動産会社によって査定額が違う」――そんな話を耳にしたことはありませんか?
じつは不動産の査定額は、客観的な基準だけで決まるわけではなく、周辺の市場動向や不動産会社の得意分野、さらには家の見せ方によっても変わります。
だからこそ、ちょっとした工夫やチェックポイントを押さえるだけで、思った以上に高い価格を引き出せる可能性があるのです。
この記事では、不動産査定で気をつけたいポイントや、少しでも高値をつけてもらうためのコツをわかりやすくご紹介します。
「まだ売却するかどうか決めていない」という方にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
●不動産査定でチェックされる主なポイント
不動産会社は、査定の際に次のような点を総合的に見ています。
1. 立地条件
駅からの距離、徒歩何分か
周辺の生活利便施設(スーパー、病院、公園など)
学区や治安の良さ
立地は査定額に直結する最重要ポイント。とくに近年は「子育て環境の充実」や「老後の暮らしやすさ」に注目が集まっており、公園や医療施設の近さはプラス評価になりやすい傾向があります。
2. 建物の状態
築年数
外壁や屋根の劣化
水回り(キッチン・浴室・トイレ)の使用感
リフォーム済みかどうかも大きなチェックポイント。築古でも「定期的なメンテナンス」をしていれば高評価につながります。
3. 間取りと使いやすさ
家事動線が良いか
リビングや収納スペースの広さ
ニーズの高い間取り(3LDK以上、オープンキッチンなど)
最近はテレワーク需要の高まりから、「書斎スペース」や「ワークコーナー」のある間取りが注目されています。
4. 周辺の相場と需要
近隣で売り出されている物件の価格
実際に成約した物件の価格
人口動態や都市開発の予定
査定額は「今この地域で買いたい人がどれだけいるか」に大きく影響されます。
●高値査定を引き出すためのコツ
「ただ待つだけ」ではもったいない!ちょっとした工夫で、査定額は大きく変わります。
コツ1. 第一印象を良くする
玄関や庭先を整えるだけでも印象はぐっと変わります。雑草を抜いたり、玄関マットを新しくしたりと、プチリフォーム感覚でOK。
「ここは大切に住まわれていたんだな」という印象が、プラス査定につながります。
コツ2. 水回りをきれいに保つ
キッチンやお風呂は生活感が出やすい場所。査定時にピカピカだと、「この家はまだまだ使える」と感じてもらいやすいです。大がかりなリフォームでなくても、掃除や簡単な補修で十分効果があります。
コツ3. 書類を整理しておく
登記簿謄本や固定資産税の納税通知書、リフォーム履歴などを準備しておきましょう。
査定する側にとって「情報が整っている家」は安心感があり、スムーズに評価できます。
コツ4. 複数の不動産会社に依頼する
1社だけでなく、複数の会社に査定してもらうのが鉄則。会社によって得意分野が違うため、相場観を正しく把握できます。
近年は「AI査定」も増えていますが、実際の現地査定と併用するのがおすすめです。
コツ5. 売却時期を見極める
不動産市場にも「売れやすいタイミング」があります。
春:新生活シーズンで需要が高まる
秋:転勤や学区変更に合わせて動く人が多い
売却を急いでいないなら、時期を見て動くのも戦略のひとつです。
●最近のトレンドを押さえるとさらに有利に
ただ売るだけでなく、今のトレンドを取り入れることで査定額アップが狙えます。
省エネ・エコ住宅への注目
光熱費の高騰により、省エネ性能の高い住宅は人気上昇中。太陽光発電や断熱リフォームの実績は査定でもプラスに働きます。
耐震性・安心感
地震リスクが注目される中、「耐震等級」や「補強工事」の有無も査定ポイント。証明書類があれば必ず提示しましょう。
テレワーク対応
リモートワークに適した環境(Wi-Fi環境やワークスペース)は新しい評価基準になりつつあります。ちょっとしたデスクコーナーを工夫してアピールするのも◎。
●査定を受ける前にしておきたい準備
・部屋を軽く片付け、清潔感を演出
・水回りを重点的に掃除
・書類やリフォーム履歴をまとめておく
・近隣の売出し価格をチェックしておく
この4つをするだけでも「高く評価してもらえる家」へと変わります。
●まとめ
不動産査定は、ちょっとした工夫と準備で結果が大きく変わります。
立地や建物の状態はもちろん大事
生活感を整え、第一印象を良くする
複数社に査定依頼して比較する
トレンド(省エネ・耐震・テレワーク)を意識する
これらを押さえることで、思っていた以上に高い価格を引き出せる可能性が広がります。
「まだ売却は先」と考えている方も、今から準備をしておくと、いざという時にスムーズです。
大切にしてきた家だからこそ、しっかりと価値を評価してもらえるように、今日から少しずつ動き始めてみませんか?