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家を高く売るための掃除&片付けテクニック
●第一印象が“価格”を変える
家を売るとき、多くの方が「立地」や「築年数」「間取り」などに注目しがちです。もちろんそれらは大切な要素ですが、実は「掃除」と「片付け」こそが、最終的な売却価格や購入希望者の気持ちを左右する大きなポイントになるのです。
モデルルームのようにピカピカでなくても大丈夫。ちょっとした工夫と心配りで「この家に住みたい!」と思ってもらえる空間をつくれます。今回は、不動産のプロも実践している“高く売れる”掃除&片付けテクニックをお伝えします。
1. “生活感を消す”が最大のコツ
購入希望者は「ここでの新しい暮らし」を想像しながら見学に来ます。
そのとき、前の持ち主の生活感が強く残っていると「自分が暮らす姿」をイメージしづらくなってしまいます。
写真やカレンダーなど、個人的なものは外す
洗面所やお風呂のシャンプーボトルは最小限に
冷蔵庫のマグネットやメモは片付ける
これだけで空間がスッキリ見え、まるで新築のような印象になります。
2. 「玄関・リビング」を徹底的に磨く
人は最初の5秒で印象を決めると言われています。家も同じ。
特に玄関とリビングは「第一印象エリア」です。
玄関
たたきの砂やほこりをしっかり掃き掃除
下駄箱の中を整理し、靴は数足だけに絞る
芳香剤やお花を置いて清潔感を演出
リビング
床はワックスがけで光沢をプラス
カーテンを洗濯して“匂い”をリセット
家具は最小限にして広さをアピール
3. 水まわりは“徹底的な清潔感”が鍵
水回りは購入希望者が必ずチェックする場所。カビや水垢が残っていると「手入れが大変そう」というマイナスイメージにつながります。
キッチンはシンクの水垢を磨き、コンロ周りの油汚れを除去
浴室は鏡のウロコ取りや排水口の清掃で“新品感”を演出
トイレは便器の黄ばみを落とし、換気扇も掃除
特に最近は「除菌」「消臭」への意識が高いので、見た目の清潔さに加えて、におい対策も大切です。
4. 不用品は“捨てる”より“移動する”
「売却前の片付け=断捨離」と思いがちですが、全部捨てる必要はありません。
トランクルームを一時利用する
実家や倉庫に送っておく
大型家具はレンタル業者に預ける
これだけで部屋が広く見え、「収納力がある家」として印象がアップします。
5. プチリフォームよりも“掃除”がコスパ最強
「壁紙を張り替える」「設備を入れ替える」などのリフォームはコストがかかります。
しかし、多くのケースでは徹底的な掃除だけで十分に印象が改善します。
特におすすめなのが…
窓ガラスやサッシをピカピカにする
庭やベランダの雑草を抜いて整理する
照明器具を掃除し、明るさを取り戻す
明るく清潔感がある家は、それだけでプラス査定につながります。
6. 今どきの“香り”演出テクニック
近年は「香りの演出」も注目されています。強すぎる芳香剤は逆効果ですが、ほんのり良い香りは大きなプラス。
玄関にアロマディフューザー
リビングは天然素材の消臭スプレー
カーテンやソファにファブリックミスト
ポイントは“自然で軽やか”な香りにすること。清潔感と安心感を同時に伝えられます。
7. 写真映えを意識する掃除&片付け
最近はポータルサイトやSNSで物件を探す人が増えています。つまり「写真映え」が売却成功の大きなカギ。
床や窓を磨いて光を反射させる
余計な小物を片付け、背景をシンプルに
観葉植物や小物で“ワンポイント”を加える
写真を撮るときは自然光が入る昼間に行うと、より印象が良くなります。
●まとめ
掃除は“最高の投資”
家を高く売るためには、特別なリフォームや大掛かりな工事が必要なわけではありません。
ちょっとした掃除や片付けが、購入希望者の心を動かし、結果として売却価格を押し上げることにつながります。
生活感を消す
玄関とリビングを重点的に
水回りは徹底的に清潔に
不用品は一時的に外に出す
写真映えを意識する
「この家に住んでみたい」と思わせる準備をしておくことが、成功への近道です。
あなたの大切な家が、より高く、より良い形で次の方に引き継がれるよう、ぜひ今日から少しずつ実践してみてください。